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架空戦記

作品集

連合艦隊1944  鋼鉄の巨人たち


次回予定

戦艦『霧島』


近日予定

駆逐艦『暁』

駆逐艦『綾波』










『龍譲』

米海軍空母『チャレンジャー』に対抗するため、大型空母『赤城』

『加賀』に続いて竣工した小型空母です。

しかし無理な設計が祟って非常にトップヘビーな艦として安定性に

かけていました。


大型バルジの増設、重心位置の変更などを行いようやく近代戦でも

通用する艦として生まれ変わりました。


しかし艦載機が大型化するにつれ、その短い飛行甲板では発艦が困

難だったこと・・・


搭載機数が制限され単艦での運用が極端に制限されることなど、使

い道に苦慮されることになります。


しかし新兵器や新造艦の投入により用兵が一変するにあたり、戦艦

部隊の護衛専門に特化することで一躍脚光を浴びることになります


もともと空母として建造されたため格納庫に余裕があり、爆弾庫を

廃して航空機の搭載能力を増やしたおかげで、当時の艦載戦闘機『

紫電改』を50機積むことが出来ました。


1943年大幅な近代兵装工事により、メインマストには25号対

空電探、15号高度探信義。


高角砲群には44号対空管制電探を装着、37ミリ機関砲と共に空

からの脅威に備えました。

 

1944年、フィリピン進攻に際して『龍譲』は西村中将の攻略部

隊(第4艦隊)に所属し艦隊の守護神として活躍することになりま

す。


コレヒドール要塞攻撃に際して、西村艦隊はフィリピン米空軍の航

空攻撃を受けますが、電探がいち早くキャッチし迎撃の紫電改30

機を差し向けます。


ドーントレスやベンチュレ、それに護衛のウォフォークでしたが世

代の違う紫電改の敵ではなく、瞬く間に蹴散らします。


空からの脅威を打ち払った西村艦隊は要塞攻撃を成功させ、フィリ

ピン攻略を早期に完了する立役者になりました。



続くミッドウェー海戦では角田中将の主力艦隊を護衛、他の改装空

母と協力して150機もの戦闘機の壁を作り上げ、B−29による

絨毯爆撃攻撃を見事防ぎました。



『龍譲』は停戦まで戦い抜き、1950年退役となりましたが縁の

下の力持ちとして全期間を通じて活躍したのでした。


連合艦隊1944 『鋼鉄の巨人たち』    戦 歴

小型空母 『龍譲』

連合艦隊1944 鋼鉄の巨人たち

栄光の巨人たち

ここでは劇中に登場する各艦艇を模型で再現してみました。

完全に架空の艦船もあるのですが、ほとんどの艦は実在艦です。

実艦と違った遍歴を経て甦った勇姿を楽しみたいと思っています。

各艦ごとのショートストーリーと用兵の変換、

模型製作に当たっての逸話も含めて紹介していきたいと思います。

製作にあたって

まずは『龍譲』らしさを出すために雑誌を参考に機銃座のステーを追加し

たり、省略された構造物の追加を行ないました。


この作品は比較的初期に作りましたので、それ以外は武装の変換のみで作

り上げています。


近代戦用に甲板の延長を行なおうと思いましたがどうも雰囲気が『龍譲』

らしくなくなってしまうのでここでは見送りました。


もっともそれでは思いっきりトップヘビーになって現実味がありませんも

のね・・・。


なお艦橋は迫力の面で前期型のままとしました。

この辺も『架空』の楽しみ方だと思います。


夕凪

瑞穂

長良

龍譲

綾波